私はこうしてドン底から生還した

個人事業主です。お金に困ったことのない人間が借金、廃業、自己破産、免責と最悪の状態からもとに戻った体験をありのままだらだら書いています。同じような状況で困っている人の参考になれば嬉しいです。

リボ払いの恐ろしさとは?

リボ払いの恐ろしさとは、元金がなかなか減らないということですね。

借りたお金はほとんど返済できないまま、利息だけを払い続けるというシステムで、つまり、リボ払いをした時点で借金が膨らんでいきます。どんどん、面白いほど。

 

私が債務整理を決意したきっかけの一つは、リボ払いの恐ろしさに気づいたことです。

何しろ、以前のようにお金は入ってこない、なのに仕事は忙しい。多忙で時間はないのに支払いに追われ、あまり考える余裕すらないという最悪なとき、

「少しでも毎月の支払いに余裕が出るなら」

と利用したのがリボ払いにはまったきっかけでした。

 

クレジットカードの支払いは、それまで毎月一括払いでした。携帯代、インターネット使用料、その他服代などの引き落としに利用していて、大体毎月の利用は8万円前後。お金がないからカード払いにしていたわけではなく、現金をあまり持ち歩かないで済むことと、支払い日をまとめたかったのが理由。なので、負担になる額ではありませんでした。

 

ところが、生活が一変し、上述した理由で8万円の支払いが困難になったわけです。何しろ、リボ払いにしたら月々数千円〜1万円程度の支払いで済むんですから、それはもう楽になりますよね。もちろん、服はほぼ買わなくなりましたが、通信費という固定費は残ります。自分の中ではリボ払いにしたことで、それで乗り切れる気になってしまったわけです。

 

あるとき、返済全体の見直しをしていて愕然としました。もう随分長い間支払っているのに、明細の元金はあまり変わっていません。もちろん、通信費という毎月発生している固定費はありますが、それ以前のショッピング利用が思ったほど減っていないわけです。

 

あらためて明細を見直し、利息分をざっと計算してもたところ、自分が払い続けてきた大半が利息であることに気づきました。リボ払いって本当に怖いです。利息を生むシステムが作られてしまうわけですからね。元金が返せないと、いつまでも利息だけ取られてしまう。リボ払いは絶対に利用してはいけません。