官報に載って困ったこととは?
裁判所を通して債務整理を行うと、その事実が官報に掲載されます。官報は裁判所の近くなど取り扱っている書店自体がそもそも少なく、読む人も限られています。一応ネットでも見ることは可能ですが、よほど関心を寄せる人でもなけれな見ることはありません。
私は自己破産の申し立てをし、免責許可が出てから1年近く経ちます。恐らく官報にはとっくに掲載されているでしょうが、それによって困ったことは今のところ皆無です。まあ、もしかしたら誰か知人の中で見た人はいるかもしれませんが、何か影響することもなく平和に過ごしています。
そうそう、免責許可決定後に一回だけ妙なDMが届きました。DMといっても普通の茶封筒で、差出人名はありません。見るからに怪しいのですが、面白いので開封してみると、闇金でした!(笑)
「へ〜〜、こういうのが来るんだね」
と笑いながら破いて捨てました。それくらいですね。
ただ、どうしても困ったことは、賃貸物件を借りにくいことでしょうか?といっても、自己破産者や免責決定が出た人が賃貸物件を借りられないというわけではありません。問題は保証会社を通す物件の場合です。信用情報に破産申立ての事実が記録されているわけですから、その記録が残る限り保証協会も利用できないことになります。
自宅を手放すなどどうしても賃貸物件への引っ越しが必要なときは、申立てをする前に契約しておくことです。もしくは、連帯保証人を確保して保証人で契約可能な物件を探しましょう。